シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
※こちらの物件は2015年10月より運営事業者が「株式会社インクリメント」さんへと掲載変更されています。
黒板を埋め尽くすアイデアをいつも傍に。
窮屈とまでは感じないものの、街中での暮らしは思いのほか制限されています。
なんて思ったのは、つい先日のこと。
ネットで見つけた大きなポスターを額に入れて飾ろうとしたものの、壁には引っ掛けるところがない。フックを打とうにも、ネジ穴を開けるのがコワい。事業者さんに確認すれば一件落着なのですが、そのワンアクションが億劫に思えて…引っ掛けるはずだったポスターは床置きのオブジェとなってしまいました。
思い返せば、他にもそんな事例がゴロゴロ。
シューズラックになっているはずのデッドスペース。ステイン塗料でペイントするはずだったテーブル。なんだか、もったいないなぁという気持ちになってしまいました。
今回のシェアハウス探検隊は「シェアカレッジ 神戸」。“作り上げる住空間”をテーマに掲げるシェアハウスです。
壁に棚を取り付けたり、ペイントしたり、床にフローリングを張ったりしても大丈夫な、D.I.Y.可能な住まいです。(限度はあるでしょうが)なんでもできる自由な暮らしの先には、幾度の失敗も待ち受けているかも知れません。ただ、それを乗り越えることができるのもまた、醍醐味のひとつだとも思います。
知らず知らずのうちに縮こめていた羽を、ぐーっと広げてみる。その先には、どんな日々が待っているのでしょうか。
最寄りの岩屋駅から、徒歩4分ほど。阪神鉄道の線路に沿って小さな商店がチラホラ並ぶ道を進みます。
小道に入れば、緩やかな坂道。
一戸建てや低層のマンションの並びにある、この白い建物が「シェアカレッジ 神戸」です。
エントランス扉を開けると、足場板の敷かれたクラフト感の漂うスペースがお待ちかね。
神戸市内にあるカフェやショップのフライヤーが並ぶ一角があったり、入居者さんが作ったアクセサリーが飾られていたり。ギャラリースペースのほか、入居者同士の情報交換のスペースとしても活用を考えているのだそうです。
そんな中、オモシロいものを見つけました。
空間の真ん中にあるランダムに置かれたシェルフは、実はシューズラック。
使い勝手や管理面でやや不安は残りますが、訪れた人へ与えるインパクトは大。
後で紹介しますが、自室にも靴箱が用意されていますし、このシューズラックもレイアウトは自由に変更できるので、不便であれば他の活用方法も試してみて良いかなと思います。
メインラウンジは、エントランス入って右手にある階段の先。
校舎のような階段は、シェアカレッジという名に妙にしっくりきます。
ラウンジは奥に広がる、ゆったりとしたスペース。
窓からは日光がたくさん入り込みます。
ところどころに見られる手作り感。
実際に事業者さんがひとりで、あれやこれやとD.I.Y.したのだそうです。
見渡してみると、うーん、まだまだ手を加える余地はありそう。入居者さん、事業者さんと相談しながらカスタムメイドしてみても良いかと。
キッチン近くは、部分的にカフェテイスト。青くペイントされた板材がいい仕事をしています。
ダイニングの対面側にある小上がりスペースは、気取らずゴロゴロと過ごせる空間。広さがあるので、つい寝転がってウトウトしまいそうです。
ラウンジの奥にはキッチンがあります。
キッチンというより、厨房と言ったほうがしっくりとくるスペース。
聞けば、社員寮の調理場だったのだそう。複数名で使っても支障は出ない広さかと思います。
大きめの冷蔵庫は、具合を見て追加の設置も考えているとのこと。
キッチン家電はひと通り揃っています。
エスプレッソはコイン式。また、エントランス前には自動販売機も設置されていました。作業の合間の一服には困ることはないかと。
では、一度階段を降りて1Fへ。
向かった先はエントランスの奥にあるアトリエ。
スペースの半分は足場板が敷かれた土足OKの空間となっています。
木材を調達してきて、ベンチやチェアをこしらえるのもアリでしょう。空間のアイコンでもある大きな黒板には、設計図や作業工程のチェック項目を思う存分書き込んで良し。
自転車を運び込んで、チューンナップする場としても活躍しそうです。
家具作りや愛車のメンテナンスは、作業をはじめると時間があっという間に過ぎていきます。
ですので、別の住人さんと鉢合わせすることもままありそうですが、空間に広さがあるので互いに支障なく作業できそうです。一応、テーブルや本棚づくりなど広い空間が必要になる場合は、事前に連絡しておいた方が良いかもしれません。
また、アトリエはギャラリースペースやワークショップの会場としても活用できるとのこと。
一定の条件を満たす必要があるものの、複数日に渡っての開催もできるとのこと。作品の発表の場を探されている方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
アトリエの脇には、こぢんまりとしたキッチンスペースがあります。
コンパクトな空間には、ちゃっかりカウンター席が3席。隠れ家風とも言えなくなさそう。
語りたい夜、または語ってほしい夜の集合場所に使ってみてはいかがでしょうか。
水まわり設備は、廊下沿いに設けられています。
浴室は2Fに集約されています。
大きな浴場ですが、これで1人用。浴槽は原則使わない方向で考えているそうですので、期待しないほうがよいかと思います。
ほかに、スタンダードなシャワールームが2室設置される予定とのこと。こちらについては、内覧時に現地でご確認くださいませ。
浴室のお隣は、洗面台とトイレ。男女共用となります。
洗面台の脇には、乾燥機が無造作に置かれていました。
このラフさ加減は好き嫌いが分かれそう。外人ハウスの頃の空気感に似ているかと思います。この辺りの空気感も現地でしっかりと確認いただければなと。
それでは、部屋を見ていきます。
こちらはモデルルームの201号室。
6.2畳の室内は天井が高いこともあり、すこし広く感じます。
収納スペースも十分に確保されているので、衣服や生活用品はおおかた収納できそうです。
天井まで、ぎっしり収納。
ハギレやミシン、大工道具、絵の具やパレット、イーゼルまで収納してしまってください。
205号室は、人工芝の敷かれた廊下沿いにあります。
室内はこんな感じ。
ブルーのカーペットに時代の流れを感じますが、気に入らなかったら張り替えてOK。
こんな選択ができる経験もなかなか貴重な体験かと思います。
廊下側の壁には、収納スペースがどっさり。収納量は201号室にも勝ります。
入り口脇には、靴入れスペースも設けられています。
続いて、3Fの302号室。
鮮やかなグリーンの壁が印象的。2Fの部屋同様に天高で、結構広く感じます。
こちらも、壁・床とも手を加えて大丈夫。
左右の壁にお気に入りのクロスを張るも良し、部分的に黒板ペイントをするも良し。無垢材を貼付けてウッド調の部屋に仕上げるなど、思い思いに部屋づくりを楽しんでいただければと思います。
縦に設置された蛍光灯も、アイデア次第では部屋のチャームポイントになるかも?
階段を上れば、屋上に出られます。
周辺に背の高い建物がないため、見晴らしはなかなか良い感じ。日当りもよく、洗濯物はすぐに乾きそう。
天気の良い日であれば、BBQも可能です。設置された流し台は、食材の準備や洗い物などに便利に使えそうです。
最寄り駅は、阪神・岩屋駅とJR線・灘駅。すこし遠くなりますが、阪急・王子公園駅も使えます。
JRを使えば2分ほど、阪神線だと4分ほどでお隣の三宮駅にアクセスできます。自転車だと大体15分ほどだそう。
駅からの距離も遠くはありませんし、街の賑わいから少し落ち着いた環境に身を移すと捉えれば、街中で徒歩十何分という立地よりも良いのではと思えてきます。
岩屋駅・灘駅の周辺には飲食店や生活用品店が並びます。帰路の途中で、買い物を済ませられるのは嬉しいポイント。
自転車があれば10分ほどで行き来できるMEGAドンキホーテが、行きつけになるやもしれません。
運営・管理をするのは「株式会社ドリーマーズ」さんです。
ドリーマーズの社長さんは、かれこれ数年前から関西のシェアハウスを手がける運営のベテランさんのひとり。これまで十数棟の物件プロデュースを経験しているのだそうです。
いつもお話を聞いていて感心することがあります。それは、果敢なチャレンジ精神。これはオモシロいぞ、と思いついたらまずは実現してしまう。そのスピード感の溢れる行動力は見事なものです。
そんなチャレンジ精神旺盛な事業者さんが手がけるアイデアの集大成のような物件。入居審査にもひとクセ盛り込んでいるようで、「シェアカレッジ神戸」で何がしたいか・何を実現したいかとPRして欲しいのだそう。少しドキドキしますが、ハードルを乗り越えてこそのユートピアなのかもしれません。
神戸が好き、神戸で何かはじめたいという想いをお持ちの方は、コチラからお問合せをどうぞ。
いいアイデアの下には、もっといいアイデアが生まれる。
連なる化学反応が生み落とす、暮らしの行く末が楽しみです。
(イシクラ)
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