シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
京都で暮らすひとの、京都との付き合い方。
上京区の「御所東」は、その名の通り京都御所の東に位置し、一方が鴨川に面しています。京都で暮らす人にとって、ステータスの感じられるエリアだと言います。
歴史をさかのぼると、御所東の一帯には公家や幕府の屋敷が数多く軒を連ねていたとか。現代でも、市内有数の高級住宅地です。
隣接する四方の周辺環境も、見どころのひとつ。
西には、かつて日本の中心だった「御所」。東には京都人の憩いの場、「鴨川」。
ほかにも美術館やギャラリーの点在する文化街「岡崎」、ショッピングエリアを楽しむ「河原町」、カフェやレストランの集まる御所南、古道具店や古書店の集まる「寺町」など。
「京町家のシェアハウス 京だんらん 御所東」は、そんな京都の風情を存分に味わうことができる場所に佇んでいます。
今では珍しい100平米以上の町屋を、建物のディテールを残しつつモダンにアレンジしたシェアハウス。母屋のリビングとは別に、気兼ねなくパーティーや映画鑑賞を楽しめる共用の「離れ」付きです。
専有部は全部で4室。
ひとり当たりの専有部が広く取られていて、余裕を持った大人の暮らしが満喫できそうなところも魅力です。
最寄り駅から鴨川を越えると、車や人の通りが多い河原町通に突き当たります。
そこからさらに一本入ると、さまざまな古家がたちならぶ住宅街。表通りの賑やかな雰囲気は影をひそめ、おだやかな空気が流れています。
道路で子どもたちが遊ぶ、どこか懐かしい風景を眺めながら歩いていると、ほどなくお目当ての建物が見つかります。
塀付きの町屋は大塀造り(だいべいづくり)と呼ばれ、裕福な商人や医者が好んで建てたスタイルだそうです。
道路に面して高塀を立て、前庭の前栽をはさんだ奥に母屋が設けられています。
塀には、格子戸が設けられています。
頭上には、瓦屋根の庇(ひさし)が。
戸を開けると、まずは石畳と砂利が敷かれた前庭が出迎えてくれます。
写真では見えませんが、前庭には年代物の石灯籠や植裁が配されています。
家に入るまえに、ひと呼吸つかせる小さな空間。なんだか、心にゆとりが生まれてきます。
ドアハンドルは、シンプル。
それではさっそく、内部へ足を進めます。
玄関のドアを開くと、すっと廊下が伸びる、奥行きある空間。
前庭までの和風のトーンは一変して、モダンで柔らかなインテリアが顔を見せます。
靴箱は、ひとり当たり扉1枚分。
収納量はしっかりしているため、普段から出番の多い靴は、ほぼこちらに収められるはず。棚板は取り外しが可能で、ブーツやヒールの高い靴も保管できます。
メインのリビングは、2F。
天気のいい日には、2Fの明るさが階下まで伝わってきます。
静かに、階段をのぼってみます。
建物の風情を残しつつも、リビングは統一感のあるモダンな仕上がり。
装飾をおさえ、たっぷりと余白を残した品の良い間取り。
ふと見上げた天井には、三角形の形がそのまま見えます。
スタッフさんによると、こうした三角屋根は京町家のなかでも珍しいスタイルなのだとか。天井を吹き抜けにすることで、その構造を生かして縦に広がる空間をつくりだしたそうです。
天窓から降り注ぐ日差しで艶々と輝くのは、天井を横切る大きな梁。
長い年月を超えてきた歴史を感じさせます。シェアハウスであることも嬉しいですが、こうした建物を次世代に残せるだけでも、とても素晴らしいことですね。
丸みを帯びたテーブルは、幅広サイズ。
入居者全員が揃っても大丈夫です。
リビングはキッチンと一体。
ゆとりを持ちつつも、専有部の数に見合った使い勝手の良い動線が確保されています。
キッチンは、ほかに離れにも用意されています。
週末のパーティーやちょっとした食事会を楽しむときは、離れをメインに使うことになりそう。このリビングでは、いつも変わらない、ゆったりした時間を過ごすことができると思います。
壁際に置かれた、和モダンテイストのスツール。
席は足りているため実際に使う機会は少ないかもしれませんが、とても良いインテリア。
システムキッチンはファミリータイプ。
シンクとコンロは1台ずつ設置されています。
なお、現在の入居者さんは30〜50代とのこと。
入居者さん自身の手でこまめに後片付けがされ、オープン当初の清潔感が今も保たれています。
コンロは、3口のIH型。
グリル付きなのもうれしいポイント。魚だけでなく、夏野菜のホイル焼きなども楽ししんでみては_。_
調理家電もひと通り、揃えられています。
キッチンの至るところに設けられた収納。
専有部ごとにスペースが分けられていますが、それでもかなりのボリューム。料理好きな方でも、すこし持て余すかもしれません。
4つの専有部には、それぞれシンボルマークがついています。
花、風、月、雪。
四季や自然に寄り添う、京都らしさを感じさせる上品なデザインは、専有部や収納のルームサインに使われています。
リビングの隣は、トイレ。
ドアの手前には手洗い場が設けられています。
トイレはもちろん、ウォシュレット付き。
窓から太陽の光が差し込む、明るい空間です。
専有部は、1Fと2Fに2室ずつ。
生活音などに配慮し、部屋が隣り合わないよう廊下の両脇に設計されています。
ふたたび階段を降りた、1Fの廊下がこちら。
まずは水まわりから見ていきましょう。
バスルーム、シャワールーム、洗濯機は1カ所にまとまっています。
ゆっくり湯船に浸かりたいときはバスルーム、さっと済ませたいときはシャワールーム。シーンに合わせて、どちらかのドアを選びます。
ふたつの脱衣室は、洗面台付き。
お風呂あがりに、そのまま肌の手入れができるのは便利です。専有部の数を考えると、多少時間をかけてゆったり使っても、あまり問題にならないのでは。
バスタブは、座面の設けられたタイプ。
シャワーヘッドも好みの高さに調整できます。
オーソドックスなシャワールーム。
備え付けの鏡の下部には棚が取り付けられ、ボトルなどを置くのに便利です。
乾燥機能付きの洗濯機は2台設置。
洗剤、バスタオルなどの保管にピッタリの収納が、洗濯機の向かいにも設けられています。
トイレは1Fにもあります。
ゆったりとしたスペースです。
廊下の突き当り(玄関の反対側)にあるドアは、中庭に通じています。
コンクリートの敷き詰められた中庭。その奥に佇むのが、離れです。
建物は2階分の高さを持っていますが、実は内部はワンフロア。
くるりと振り返ると、中庭は102号室の縁側に面しているのがわかります。
スペースも広く、テーブルや椅子を持ち込めばちょっとしたお茶会を楽しむことが出来るかもしれません。
秋が深まれば、植裁されたカエデが見頃を迎えるはず。
自宅で紅葉狩り。贅沢な響きです。
では続いて、離れに向かいます。
こちらのドアにもルームサイン。もちろん、全員が利用可能です。
内部は、高さのある建物のボリュームを吹き抜けで大胆に使う設計。
4mの高さに届きそうな大きな窓の連なりから、たくさんの陽が差し込むとても明るい空間です。
母屋のリビングと比べ、なんとも贅沢な仕上がり。
家具は角が丸かったり、ファブリック素材だったりと、やわらかな印象のアイテムがセレクトされています。
離れの開放時間は、9:00〜23:00。
友人などを呼んでパーティー、といった利用でもOKです。ほかの入居者を交えたお花見会なども、こちらで行われることがあるそうです。
白い壁に映し出される大画面と、スピーカーから響く迫力のサウンド。
ひとりでも、入居者同士でも、もちろん,友人を呼んでも。臨場感抜群の体験ができそうです。
建物は、防音にも気を配って設計したとのこと。
居住スペースとも離れていますし、気兼ねなく利用できると思います。
備え付けのキッチンは、ミニキッチンよりひとまわり大きなサイズ。
IHコンロは2口あります。
スタッキングチェアにもあの印が。小粋な演出ですね。
専有部ごとの専用チェアというわけではないようですが、自然と自室のサインが描かれたものを手に取ってしまいそう。
では、最後に専有部を見ていきます。
まずは「HANA」の101号室。
畳敷きの純和風の仕上がりです。
広さは京間の6畳。全室に床の間と洗面台が設けられています。
相性の良い寝具は、やはりお布団。とはいえベッドを置くこともできる十分な広さが備わっています。
収納は押し入れが用意され、戸に舞良戸が使われています。正方形の間取りも、部屋のコーディネートにひと役買うことでしょう。
漆喰の壁や天井の意匠、床の間のライティングなど、町屋らしさが醸しだされる内装。
雪見障子の戸を開け放つと、現れるのは前庭に面した広い縁側。
庭の景色を眺めながら、本を読んだり、日向ぼっこしたり。
座布団にお茶なら、鉄板の組み合わせ。とは言え、シングルソファに紅茶といった欧風スタイルも絵になりそうです。
端の方には、小さな洗面台が設置されています。
専有部のなかでさっと身支度が整えられるのは、便利です。
専有部の扉は引き戸式。
小ぶりの鍵もかわいらしいです。
202号室のルームサインは、「KAZE」。
内庭に面しているため、外からの視線が気になることはありません。
障子戸越しの光が柔らかく、心地よさそうです。
縁側の板の間はこんな感じ。
大きな窓にはポールなどが設置されておらず、開ける時は注意が必要。
でも、おかげで室内には自然に明るい光が差しこみます。
収納は押入れとクローゼットの組み合わせで、一間分。
布団を収納しないベッド派なら、荷物の保管はここだけで足りるかもしれませんね。
出町柳駅、三条駅は隣駅。乗り換えひとつで、京都駅までは約20分です。
市内に張り巡らされたバスも便利な存在。最寄りのバス停から、各主要エリアへ気軽にアクセスできます。
駅近くにある、明治時代の建物を模したスーパーは、帰り道に立ち寄る機会も多くなるでしょう。
近くの河原町通にはアジアンなレストラン、町屋を改修したギャラリーなどが軒を連ね、利便性とにぎわいがあります。
春には絶好のお花見スポットとなる鴨川。
美術館やギャラリーが数多くある、京都屈指の文化ゾーン・岡崎。和室に合うインテリアやアイテムをお探しなら、寺町で骨董巡り。
南側の木屋町通りには、雰囲気の良い高瀬川に沿って老舗の京料理屋から新オープンしたスペインバルまで様々な飲食店が並んでいます。
いずれも徒歩で気軽に行ける距離。神社やお寺の寺刹だけではない、京都暮らしの醍醐味を味わうことができると思います。
運営管理をするのは、「株式会社八清」さん。
たっぷりと年季の入った京町家をシェアハウスとして何棟も改修し再生してきた、京都の不動産屋さんです。
管理は、入居ルールやマナーを割としっかりめに設けたスタイル。ですが、同時に入居者さん同士で話し合いながら、暮らしに合った環境を作りこんでほしいという思いもあるそうです。
今回の物件は、「余裕をもった大人の暮らし」がテーマ。賃料はこれまでと比べてもそれなりですが、それも納得の立地と、広い空間を贅沢に使った間取りで設計されています。
ほかの「京だんらん」の入居者を招いた交流会も企画していく予定とのこと。
現在(2015.6)はすでに満室ですが、運良く空室を発見したら、コチラからお問合せをどうぞ。
近隣のレストランは、ハズレなし。
スタッフさんから、なんとも心強い言葉を耳にしました。
(ソン)
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