シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?
まる・しかく・さんかく。
ぐりとぐら、ヘンゼルとグレーテル、おさるのジョージ。
小学生の頃に読み聞かせてもらった絵本に出てくるのは、可愛らしい屋根の家ばかり。
わたし自身がマンション育ちだったこともあり、そんな戸建住宅に憧れを抱いていたものです。
絵本に出てくるような家に住んでみたいな。
そんなことを考えながら、ベランダからご近所の屋根を眺めていたことを思い出します。
今回は三角屋根が目印の、女性専用のシェアハウス。
絵本のページをめくるようなワクワク感を胸に、さっそく覗いていきます。
午前9時。石橋駅の朝は、とても穏やか。
11時頃にオープンする店が多いこともあり、午前中はスーツを着たサラリーマンや学生の姿がちらほら。改札近くにあるローソンには、登校前に飲み物やお菓子を買う男子高校生たちの姿を見かけます。
ならんでアクエリアスをぐいっと飲み干す姿が、なんだか爽快。
開店準備中の店を横目に商店街を抜けると大通りへ。大阪大学に向かって坂を登ります。
シェアハウスは、大阪大学の真裏に位置する住宅街に。駅前にくらべて緑が多く、気持ちの良い朝の日射しが道路を照らします。
ぐねぐねした道を進んで、大学の裏手側へ。
坂道を下ると、右手に青い建物が見えてきます。
三角屋根の家が、お目当ての「FLICKRUM」。
絵本に出てきそうな、爽やかなブルーの外観が目を惹きます。
足もとに目を向けると、通りに対して建物の配置をすこし傾けてあります。玄関までのアプローチに曲がり角が生まれ、すこし優雅な気持ちに。
芝生や植栽が色づいてくると、石畳の色合いとコントラストが生まれて、より綺麗になるはず。
外壁には、シェアハウスのサイン。
写真で見るよりも、実際には割と大きく感じます。映し出される影の効果もあり、シンプルですがモダンな雰囲気。
よく見ると、外壁は斜めに板を張りつける下見(したみ)張りという施工になっています。板を縦に張るよりも雨水が入り込みにくくなるそうですが、今回の場合は、デザインとしての意味合いが強いとか。
玄関は敷地内の奥まったところに。
1段高くなっていますから、うっかりつまずいてしまわないようにご注意を。
集合ポストの下部には、宅配ボックスが設置されています。
奥行きは、ほどほど程度。大きい荷物は、時間帯を指定したほうがよさそうです。
玄関は木製。
アイアンの飾りからは、異国情緒が漂います。
奥に見える白い収納も、木製の掃除道具入れ。
季節によっては、軒先の落ち葉が気になる日もありそうです。
そんなときは箒を取り出して、サッと掃除をしてみては。
玄関ドアを開けると、しっかりと広い土間と、真っ白な空間が広がります。
柔らかなダウンライトのお陰でしょうか。シンプルな空間に、どこか温かみを感じます。
靴箱は、天井まで届くゆったりとしたサイズ。
ひと部屋で2段ほど使用できます。収まりきらない分は、部屋に持ち帰って収納を。
リビングは左手。青い扉の先です。
ソファスペースとダイニングスペースで成り立つ、広々とした空間。
こちらも、照明のベースはダウンライト。
全体的に薄い色合いの空間は、まるで北欧の絵本に迷い込んだかのような気分にさせてくれます。
よく見ると、ソファースペースの壁紙は運営事業者さんが選んだという、やわらかなピンク色。
黒いテーブルや濃いめのブルーのソファとも良い相性です。
明るい光をたっぷり取りこむ、大きな大きな窓も印象的。
壁に飾られているのは、紫陽花の写真。
フランスでは、元気な女性を意味する紫陽花。儚げなのに、どこか美しさの漂う花の写真は、見ていると心が癒やされます。
ソファスペースの向かいは、ダイニングスペース。
入居者さんがたくさん集まっても食事しやすいように、大きなサイズを選んだそう。
幅も広く、大きなお皿も並べても余裕があります。
上部には、丸いフォルムの照明と観葉植物。
ぼんやりと見つめていると、なんだかほっとする光です。
入居者みんなで集まって食事をしたい場合は、スツールが便利。
窓際に6脚。
色味や柄がひとつひとつ異なりますから、せっかくなら重ねずに、広げて置いておくのもあり。
壁にはTVが設置されています。
ケーブルがしっかりと裏側にしまってあるお陰で、すっきり見えます。
すぐ右手には、ホームセキュリティの非常ボタン。
キッチンのほか、1・2階の廊下にも設置されています。
万が一のとき、警備員さんが駆けつけてくれるボタンの存在は、女性にとっては心強いもの。
続いて、シックなブルー・グレーの壁に隠された、秘密のキッチン空間へ。
コの字型のキッチンは、頑張れば3人ぐらいは同時に動いても大丈夫そう。
シンク・コンロ・作業台に3方向から囲まれる、調理のしやすそうな設計。
作業台からコンロへ、コンロからシンクへ、腰をすこしひねるだけで鍋や食材が簡単に運べます。
シンクの目の前には、大きな開口が設けられています。
遮るものもなく、料理や洗い物をしながら、リビング側との会話が楽しめそう。
シンクはひとつだけですが、しっかり大きめのサイズ。水栓は浄水機能付きです。
IHクッキングヒーターは、ふた口のタイプがひとつ。
シンクの反対側に設置されていて、ほかの人と調理時間が重なっても動きやすい配置です。
IHクッキングヒーターの隣には、冷蔵庫2台と食器棚。
食器棚には、共用の電子レンジ、トースター、グラス類が収納されています。
和食と洋食。白い食器はどちらにも合い、何かと重宝するんです。
次に水まわりを見ていきます。
水色のカーテンで仕切られた先へ。
ふたつの洗面台の上には大きな鏡があります。ゴールドの額縁が、なんだか美術館に飾ってある絵画のよう。
洗面台の背面には収納棚。
天井まで届きそうな高さです。
各収納は奥行きがあり、部屋ごとに分かれています。
内側が黒いため、良くも悪くも汚れが目立ちやすいかも。こまめに手入れをするための、シグナルです。
左手はトイレです。
いたってシンプル。もちろんウォシュレット付きです。
収納ボックスの奥には、洗濯機2台と乾燥機が1台。
洗濯機は無料、乾燥機は1回100円で利用可能です。
シャワールームとバスルームは、カーテンで仕切られています。
バスルームはひとつ。
脱衣室は奥行きがあり、キャスター付きのカゴが設置されています。
壁にはフック付き。部屋から持ってきた衣類やタオルは、こちらに引っ掛けておくのがよさそう。
バスルームは、洗い場に余裕のある感じ。
バスタブは段差と手すり付き。半身浴が気軽にできそうです。
シャワールームは2つ。
脱衣室はこじんまりとした印象です。
シャワールームはシンプルなつくり。
個人的には鏡があると嬉しいところですが、棚が付いているため、手鏡程度なら自分で持ち込むことができます。
早く寝てしまいたかったり、汗を流したいだけなら、シャワーのほうが手軽なことも。
特に夏場、順番待ちをせずに汗を流すことがでるのは嬉しい点。
正面の白いドアはトイレです。
トイレは1階に2室設置されています。
こちらの壁紙は、ちょっぴり北欧テイスト。こちらも、ウォシュレット付きです。
続いて、階段を上がり2階へ。
高さのある天井には、天窓が設けられています。
差し込む光で、今日の天気も分かりそう。
2階の廊下は、女性がふたり並んで歩くことが出来るくらいの、ゆったりした幅があります。
廊下の奥には洗面台が設置されています。
洗面台はひとつ。鏡はありませんが、作業台が広めですからスタンドタイプを持ってくるのがよさそうです。
ちなみに、2階には物置き部屋が用意されています。
物置き部屋は、アルミはしごを使って上り下りします。
ぐんぐんと伸ばしてみると...
シャキーン!なかなか高さがあります。高所恐怖症の人はご注意を。
物置き部屋は奥行きがあり、大の字で寝転がっても余裕があるくらい。
部屋に入り切らない荷物や、大きなキャリーケースを収納するのが良さそうです。
それでは、いよいよ専有部を見ていきます。
まずはモデルルームの101号室。
ドアハンドルは曲線になっていて、握りやすそう。
白を貴重とした部屋に、黒のアイアン。北欧のニュアンスが漂います。
部屋の広さは7.2畳ほどで、ひとりで過ごすには十分なゆとりがあります。
デスク、イス、収納棚は全室に設置。
シンプルなデスクには、つい小ぶりな雑貨を置きたくなってしまいます。
棚の高さは、雑誌が縦に入るくらい。
玄関に入り切らない靴を収納しても良さそうです。
収納は扉のないタイプ。
収納の上部にはカーテンレールが取り付けられていて、部屋に合わせて好みの布をあわせることができます。
レースカーテンや厚手の布など、衣替えを楽しむのもありです。
室内用物干しは、全室に設置。
あまり見ないタイプの器具ですが、使わないときの存在感が小さいのは嬉しいところ。
収納棚の上に設置されていますから、長さのある衣類を干す際は棚を移動したほうが良さそうです。
続いて103号室。
アクセントクロスは、部屋ごとに異なるデザイン。
照明やカーテンも、色合いに合わせて異なるものを設置。印象が違って見えます。
窓の向きは東。日中もう少し明るいほうがいい場合は、ベッド脇のスタンドライトを付けると良さそう。
こうして見ると、やはり備え付けの家具の丁寧なセレクトが良いなと思います。
専有部の備え付け家具は、部屋数分の費用もかかりますし、好みやライフスタイルの違いに対応する幅も配慮しなければならず、内容を良くするのが難しいのです。FLICKRUMでは、ベッドフレーム、オープンシェルフ、収納のカーテンレールに室内干しのポールまで、色々なことをよく考えて、慎重に整えられたことが伝わってきます。
小さなシェアハウスの持ち味は、こうした細部まで、ものづくりの息遣いが行き渡るところだと思います。
201号室は、可愛らしいピンクを基調とした部屋。
カーテンも空間に合わせたデザインになっています。
ベッドのフレームも白に代わり、女の子らしい雰囲気。
壁紙がピンクでも、部屋のドアが青いお陰でラブリーなニュアンスがすこし抑えられています。
駐輪場と駐車場は、玄関の手前です。
屋根付きですが、雨に濡れてしまうのが心配な場合は奥の方に駐めると安心です。
柵はないため、整列駐車でお願いします。
駐車場は、駐輪場の反対側。
駐輪場は有料ですが、先着2名までとなるため運営事業者さんに早めにご相談を。
家の前に駐車できる場所があれば、グッと通勤が楽になりそうです。
最寄り駅は、各線・石橋駅。
急行に乗ると、梅田まで15分。新大阪まで28分、京橋まで34分、なんばまで35分で移動可能です。
大阪空港までは11分。旅行帰りで疲れている日でも、すぐに帰宅できます。
人通りの多い石橋駅前は、昼間が元気。
朝は比較的静かですが、12時を過ぎると自転車で駅前にふらりと立ち寄る主婦や年配の方の姿を多く見かけます。
石橋駅といえば商店街。
アーケードに覆われ、雨の日の買い物も快適。
仕事帰りに立ち寄ることができる飲食店や惣菜店が多く、人気店には昼間から列ができていました。
ちょっぴり薄暗く、赤ちょうちんをぶらさげた店も点在する通りは、ほんのり下町感が漂います。
駅前の賑わいとは対象的に、シェアハウス周辺は穏やかな住宅地。
戸建住宅の立ち並ぶ、静かで緑の多いエリアです。
大学の裏手に位置していることもあり、学生の姿を多く見かけます。
そうそう。大阪大学の敷地内には、大きな池があるんです。
鴨の親子が気持ちよさそうに泳いでいました。
のんびり過ごしたい日は、キャンパス内を散策するのもよさそうです。
シェアハウスの運営管理は、株式会社スタジオカーサさん。
建築設計事務所として、住宅の企画や設計を手がけている運営事業者さん。
シェアハウスの運営管理は、今回がはじめてです。
大きなダイニングテーブルは、運営事業者さんがどうしても置きたかったアイテムなんだとか。
ひとり暮らしの食事は、小さなテーブルでとることになりがちです。
FLICKRUMの入居者さんには、大きなダイニングテーブルで美味しい食事を楽しんでもらいたい。
そんな運営事業者さんの思いが込められています。
空間の内装は、担当の丸山さんが中心となって考えたそう。
101号室のモデルルームに飾られていた、可愛らしい雑貨たち。
お子さんの持っていたアイテムを、いくつか借りてきたそうなんです。
空間のために、妥協を惜しまない運営事業者さんの姿。
お話を聞いていると、住まいや入居者さんに対する愛情がヒシヒシと伝わってきました。
丁寧にあつらえられた暮らしの感性にピンときた人は、コチラからどうぞ。
たまに思い出す、絵本の言葉。
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
(「ぐりとぐら」)
いくつになっても、ずっと頭に残っているんですよね。
(タンノ)
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